彫刻刀の漆塗り (Part2&3) [木彫学院]

漆塗り作業と並行して、毎回彫刻刀2本の刃の研ぎをしています。

刃の研ぎは、毎回涙ぐむ結果になり、このままでは彫刻をするために研いでいるのに、彫刻本番で使う前に、研ぎすぎて刃が短くなりすぎて、使えなくなるのではないかという恐怖を感じつつあります。

先生が研ぎの方法を実演で見せてくれるのですが、正しい方法、正しい力のかけ方…、いつ解るのでしょう。見た目よりはるかに難しいことを痛感します。

でも、一人前に普通に研げるようになるまで1年くらいかかるとのことですから、今の時点で思い悩んでも仕方がありません。ひたすら繰り返し体得することに努めるしかなさそうです。

王道に近道なし、ということですね。

ブログに、これらのことを記録したいのですが、作業がたくさんあって、気づくとタイムアップになります。とにかく、目の前の作業をいっぱいいっぱいになってやっているので、なかなか写真が撮れずです。

時間が欲しいです。今日は再度、漆塗りを行いに教室に行く予定です。これで3回目。
赤のカシュー(人工漆)を塗っては、表面のざらつき、ブツブツした気泡やゴミなどを取り払い、表面を完全に滑らかにした状態にしてから、黒い漆塗りに入ります。

カシューにだまが結構あるので、塗ったときになるべくだまの部分を取り払っているのですが、乾いた柄を見ると、ざらざらがたくさんあります。

今回は、もっと適切に塗ってきれいに仕上げられるように祈るような気持ちです。

それでは、また、次の記事にて結果をお知らせします。

観音様製作(12/26) [彫刻]

記事アップがなかなかできずです。

この日は、主に「手」の作業をしました。
実は、教室に参加するため、道具を入れた重いバッグを自転車に入れて走ろうとした瞬間、バッグが重たすぎて地面に落ちてしまったのです。

もしや?と思ってみたものの、観音様は包んでバッグに入れてあったので、大丈夫だと思ったのですが、バッグを開けてみると、予感は的中。

片手手首から先が無残に折れて、とれてしまっていました。

そこをまずボンドで修復し、その間、お顔の追い込みに・・・。

どこのパーツも難しいと思いますが、顔は特に難しい。

写真は改めてアップしますね。(なかなか忙しくてブログ更新できずです (涙))

観音様製作(12/19) [彫刻]

今日は彫刻教室の午前のクラスに参加しました。

前回家で彫れる箇所を少し追いこんで、腕輪の部分を残して腕を細くしたり、衣の厚みを出してきました。

教室に来て、左右の腕の太さの違いを指摘して頂き、同じ太さになるように彫り進め、前後の衣が矛盾なくつながるように確認して、更に全体をしめたりしました。

1か所で1方向を見ながら夢中になって彫ってしまうと、後から形を確認したときに、彫りすぎてしまったり、バランスが崩れて、また全体を見直さなければならなくなることが、今日の教室で気づきました。

見本を見ていると、ついその最終形に近付けたい衝動にかられてしまうのですが、じっと我慢ですね。

今回は、先生が彫られたお手本の観音様と並べて写真を撮りました。この写真を見ながら、少し自宅でも作業ができるかしら、と思ったのですが、冒険は禁物ですね。
とにかく慎重に慎重に・・・が、今の自分へのメッセージです。

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※顔の向きや上半身の角度が違うのは、最初から終盤手前までの見本の形と先生の観音様の形が違うためです。私の作品は両者の中間あたりの形です。

観音様製作(12/12) [彫刻]

細かい作業に入っているので、毎回どこか彫り進んだのか、あまり全体像が変わらない記事が続いています。ほんとに完成までこぎつけられるのか、、と毎回思うのですが、少しずつでも進んだと思えるとき、達成感を感じます。

今日の作業は、足の形を出すことと、腕に飾りがついているので、その部分を残して腕全体を細くすることでした。入り組んだ場所を彫るときに彫刻刀の刃が届かなかったり、形を正しくとっていくのが難しいです。

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p.s.
先日、彫刻の作品をみるために柴又帝釈天にでかけてきました。
別のブログにアップしていますので、よろしければご覧ください。
http://travelingwwind.blog.so-net.ne.jp/

彫刻刀の漆塗り [木彫学院]

一通り、彫刻刀の柄の素削りは終わり、そのあとは刃の研ぎを少しずつ進めています。1レッスンにつき、2本ほど。

それと同時に、柄に漆塗りの下地を塗る作業を行いました。人工漆をまず柄に塗って一晩乾かした後、表面のざらつきをとるために、水やすり(ペーパー)をかけて、いったん余分なものを取り去る作業があります。

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それを終えると、また、人工漆を塗りなおして、何度か繰り返してようやく完成に至るようです。

道のりは長いです。
1つのことをずっと単調に続けていくだけではなく、別のこともしたほうがよいという先生のご配慮で、同時に地紋彫りも前回させて頂きました。

地紋彫りは、3年ほど前、入会直後に一度やったきりです。思い出せないので、はじめてのことに近いので緊張して手がこわばりますが(苦笑)、なんとかきれいに作成できればと願うばかりです。

次の作業 [木彫学院]

先週末もあわただしく過ぎ、日曜教室で彫り進めた観音様もアップできずです。
最近は頑張りすぎて失速気味・・・。

年の瀬になり、例年のごとく、忘年会などが何件か続き、主人の誕生日も近付き、食べずには過ごせない状況が続きます。飲み食いが続くと、後から身体が消耗するので、ほどほどにしないとですね。・・・と自分に言い聞かせてますが、今週末もイベントがある自分です。

さて、今夜は学院に出席しました。
9月入学より、ひたすら彫刻刀の柄を作ってきましたが、先週よりようやく刃を研ぐ作業に移りました。
刃を研ぐことと、柄に漆を塗る作業とがありますが、今後は、1回のクラスで2本ずつ研ぎをすすめていくことになりました。

そういえば、私の父親は、よく包丁を研ぎを自分でやっていて、ときどき研いでくれたことを記憶しています。研いでもらうと、うそのように切れ味がよくなり、料理も楽しくなるものです。

この鋭くなった刃物で何かを切ったときの感動と、彫刻刀の切れ味のよさの感動は、たぶん同じではないかと今からワクワクします。が、、、実際自分で研いでみると、刃先が丸くなったり、かけたり、悲惨な状況が起こります。

この作業が非常に大事なんだとは思いますが、とっても難しいので、いつどう感覚がつかめるようになるのか・・・、ちょっと自分の行く末が案じられます。(涙)

と言いつつも、今日一応2本の小刀の研ぎが終わり、クラスの終わりの時間のほうで、地紋彫りの練習に突入いたしました。

思わず、にやっと笑ってしまったところ、先生に気づかれてしまいました。
クールな私としたことが・・・。でも、正直次に進めることはうれしいことです。

明日からしばらく、並行して複数の作業が続くので、また逐次報告していきますね。

観音様の製作 [彫刻]

今日は久々に中目黒の教室に出かけました。
時間があいてしまうと、次に何をやったらいいか分からなくなりますね。1つの作品を作るときはなるべく続けて作業したいなと感じた一日でした。

今日の作業はというと、手と足を少し追いこんで、あとは片方の肩の盛り上がりを削ってバランスを取ったことです。また、衣の重なりを出したり、だんだんと細部に手を入れていく段階になってきました。

大ざっぱな私なので、細かい作業で失敗しないように、慎重に慎重に彫っていかねばと思います。

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新たな彫刻刀の出現! [木彫学院]

先週は、サンドペーパーで仕上げをした彫刻刀のうち、表面の凸凹がどうしてもとれない柄に対して、木の粉とボンドを練り合わせたペーストを埋め込んで、凹んだ箇所を平らにする作業をしました。

それと同時に、小刀(大)2本の刃を研ぐ作業に入りました。
最初にグラインダーで、刃先を研ぐのですが、研ぐ面の角度を固定してまっすぐに研がなければならず、手元がふらつくとすぐに表面が丸くなってきてしまうことを実感しました。
そのあと、刃の裏側を研いで次の写真のように、裏側を完全に平らにする作業があります。
研げた箇所は、楕円形の形に光っているのですが、ちょっとこの写真ではみにくいですね。

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今日は、刃を研ぐ作業はいったん保留にし、新しい彫刻刀を2本作成する作業が始まりました。
この2本は特殊な刃の形をしており、仏像本体の曲線を彫りこむときに使うものです。
今日は2本のうち、1本だけここまで削りました。

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私の毎日と家族 [自己紹介]

今切実に思うことは、時間と体力・精神力がほしいということ。

わたしは現在、仏像・木彫学院の夜間コースに通っています。夜間コースは、火、水、木、金の4日あり、その中で私は2日(たまに3日)だけ通っています。
2日ちょっとなので作業がなかなか進みません。週末少しでも時間を割いて作業時間に充てたいところです。

週末はというと、彫刻の日曜教室(隔週)や子供の学校行事や役員会、学生時代の定期的な情報交換等の場もあり、家事もたまっていたりで土日があっという間に過ぎていきます。

平日夜、学院を22時少し前までやって帰宅すると23時過ぎ。学院でない日も、月曜は仕事で必要な習い事が1つ、その他の夜は残業やいろいろな用事に充てていて、22時位に帰宅です。

この帰宅の遅さにもかかわらず、出勤時間が7時半前なので、いつも遅刻寸前ぎりぎり登社。仕事は精神的に消耗するし、帰宅すると洗濯や片づけ等エンドレスな対応に追われる毎日。

常にバタバタとしていて余裕がないのですが、だからと言って、夢を先送りにしたくはないです。ようやく子育てからは手が離れ、いまだからできることとして選んだ仏像彫刻。いましかできないかもしれません。
目下の目標の1つは、自分の作品がどこかに買ってもらって大事にしてもらうことです。誰かに感動を与えられる作品が作れたら最高です。

子供を持つ親としては、自分の果たせなかった夢を子供に託すのが自然なのかもしれませんが、私の家族はそれぞれが、異なる目標を持っていて、子供からも、私自身の夢を果たすように勧められています。

長女は自分が病気で苦しんだので患者をケアする看護師の道を、また、二女は難関大学に入ることが目下の目標ですが、母親似でアートと語学が好きなのでその関係の仕事に進む予感がします。そのためにも彼女の目標になりたい自分です。
主人は、合気道の道を歩んでいてもうすぐ初段、また、傍ら若かりし頃夢中になったバイクやギターを復活させています。子供たちは軽音楽のボーカルもやっていて、私以外は音楽が得意。そういう能力ややりたいことはのばしてあげたいものです。

ということで、家族全員が自分の価値観の追求をしている状態で、お互いに敬意を払い尊重している関係といえます。ですが、こういう恵まれた家庭環境ではあるのに、それでもときどき辛いことがあるとくじけそうになります。困ったものです。でも、それを乗り越えていくときに人間成長できるものですよね。

家族と周りのみなさんに感謝して、少しずつでも前進あるのみですね。

彫刻刀の仕上げ(サンドペーパー) [木彫学院]

小さなかんなのほうで彫刻刀の柄の表面をなめらかにするために、うすーーーくうすーーーく削る作業が延々と続いておりましたが、、


それが終わって今度は、サンドペーパーを使って、表面の小さな凸凹や残ってしまった亀裂等を取り除き、なめらかな表面にする作業が始まりました。

以下がその結果です。下方で横に並んでいる4本は、サンドペーパーがまだかかっていないものです。これらは、宿題にしてお持ち帰りしました。

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このサンドペーパーの作業が終わると、今度は、より細かい粒子のサンドペーパーを使って、もう一度表面をなめらかにする作業があります。

学院入学後ひたすらこの彫刻刀の製作の作業をしてきましたが、ようやく先生から、もう少しで彫刻刀の柄の作業は終わりますと声をかけで頂き、緊張が解けました~。

あともう少し!

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