観音様製作(8-14) [彫刻]

超スローなペースで観音様の製作を続けています。

何度か携帯カメラで写真を撮ったのですが、色の設定がよくなくて、アップできない状態が続き、めげています。買い換えたiPhoneの知識を得る時間をとれず、後回しにして早2ヶ月。宝の持ち腐れ状態になっているところです。(反省)

今回も今まで同様画質と色がおかしいままですが、そのままアップすることをお許しください。

先週の教室でここまで進みました。今回は、頭部の冠の部分を彫り、その他肩や腕の面を少し整えました。

kanyin3.JPG

kanyin2.JPG

kanyin1.JPG

地紋彫り (8-10) [木彫学院]

6月から学院生として復帰して夜間クラスに参加させて頂いています。

彫刻の基本となる地紋彫りから取りかかっています。

木目が部分的につまっていたりして、刃先をコントロールしにくい板を使っての作業です。
こういう悪条件の木でも、きちんと彫ることができるようにという意図のもと、うまく木目の状態を判断しながら、押しと引きの彫りを使い分けて作業を進めます。

ただ今、悪戦苦闘中。。。。

いくら頑張っても、後から見直すと面がでこぼこして、木がささくれて、綺麗な仕上がり面を作り出せません。

それにはちゃんと理由があったのですが、気づかないまま進んでいました。

もちろんスキルがないことが大きな要因なのですが、その他に彫刻刀に問題がありました。
刃のゆがみ(研ぐ際に丸くなってしまう)や切れ味の悪さ、裏うち不足(刃の裏側が平らになっていない状態)、刃先の欠けなど、いろいろなことを放置したまま作業を進めていたのでした。

何度やり直しても、彫った箇所を後から確認すると、凸凹していたり、V字の溝になっていなければならない箇所がギザギザになってみたり・・・。

時間が足りないこともあって、研磨機でちょこっと彫刻刀のメンテはしていたのですが、やっぱり、きちんと道具のコンディションを整えないと何もできないということを復帰以来2カ月近く経ってようやく学びました。

今日は、ひたすら研ぎました。研いでいくうちに、刃がどんどん短くなっていきますし、油断していると、斜めになっているはずの角度が少なく平刀に近づいていってしまいます。

先生に助けて頂きながら最後にようやくなんとか彫れる状態まで彫刻刀を研ぐことができました。研いだ後の彫刻刀で少し試してみましたが、以前とは全く感触が違います。(ちょっと期待できるかも)

明日は、この状態に希望をもちつつ、地紋彫りの凸凹だった面をすべて平らにして次に進めるように頑張ります~。

jimon.JPG

富山研修 [彫刻]

学院復帰後まもなく、富山県井波市の先生の工房へパネル作成研修に行かせて頂いたので報告します。

(写真の画像はあまりよくとれていないのですが、失礼させて頂いてアップします。)

これは、山鳩2羽が枝にとまっていてその下に椿が咲いているという絵柄です。
クスの木を彫りましたが、私はこの木の匂いが気に入りました。すっきりとしたハーブ系で癒されます。

6.JPG

パネル作成はこれが初めての体験でしたが、普段学院ではできない「たたき」というのみを金づちで叩いて荒彫りをしていく体験をさせて頂きました。ダイナミックに彫っていけるので、気持ちよさがあります。

もっと続けていたかったけれど、時間制限のため途中で中断になりました。いろいろ教えて頂いた吉川先生に感謝です。

まだ途中ですので続きはまた来年ということで、またそのときには続きの画像をアップしたいと思います。

工房はというと、井波市の中心にある瑞泉寺という名刹の門前町の一角にあります。
街並みが小京都といった感じで、趣のあるたたずまいです。
さすが、東京などの家とは違って、何もかもがゆったり広い作りになっていて、空間がたっぷりあり、作品製作にはもってこいの環境だと感じました。
こういう環境で作品を作りながら、自家菜園をして暮らしてみたいと思った次第です。


次のこの写真は、工房の看板としてかけられているものです。色といい、デザインといい、この街並みにマッチしていて素敵でした。

4.JPG

この通りの突き当たりには、瑞泉寺があります。(この日、急に夕立になってしまったのですが、その直前に撮った写真なので暗くなってます。)

8.JPG

山門にはこのような素晴らしい彫刻が施されています。見てください、この素晴らしさ!

9.JPG

このお寺を出てすぐのところに先生の師匠のお店があります。

ここでたくさんの師匠の作品と歴史人物などの貴重なお話を聞かせて頂きました。やはり、作品を手掛ける前に歴史背景などを知っておくことが大事だと感じました。興味やイメージできる感覚が広がります。

shishou.JPG

これは師匠の作品の1つです。もうただただ圧倒されました。

shishou-sakuhin.JPG

これは、井波彫刻総合会館に展示されているものです。この会館の看板も見てください。迫力です。

inami.jpg



・・・報告したいことはたくさんありますが、投稿が長くなってしまったので、ここらでいったん終わりにします。また、報告させてください。

では

観音様製作(4/10) [彫刻]

先週と今週で顔の追い込みに入ってきました。
今日は、顔と耳を彫り進めました。

110410_222511.jpg

110410_222427.jpg

復旧・復興

東日本大震災が起きた日から一カ月余りが経ちました。
いまだに現実として受け止めるには辛すぎる惨事に心が傷みます。

ただただ、被災され大変な毎日を送られている方々が一日も早く
安心して暮らせるように祈るばかりです。

ニュースなどで知る情報は、希望を感じられるものが材料があまり
見つかりませんが、毎日朝から晩まで復旧のために作業されている
多くの方々、遠くから支援されている多くの方々、海外からも日本に向けて
送られてくるエール、たくさんの人たちの気持ちが集まって、大きな力に
なって、必ず東日本は復興できると信じています。

遠くにいてもできることで、喜んでもらえることを自分なりに実践していく
ことを考えていましたが、こんなことを思いつきました。
これなら簡単でずっと続けられます。東北や福島の方々が作られたものを
できるだけたくさん生活の中に取り入れていきます。
野菜、調味料、お酒、郷土品、、たくさんたくさん。

テレビ番組でも、通販で予約販売をされている東北のお店があることが紹介
されていたので、わたしもぜひ、予約させて頂こうと思います。
茨城の美味しい野菜もたくさん頂いて元気モリモリ頑張ります!

観音様製作(3/27) [彫刻]

久々のアップです。
ある程度、大きく形をとらえてからの作業は、目に見えて毎回大きく進むものではなく、ちょっとずつ細部を追いこんでいく作業になっています。前半と違って、バサッと面を落としていくようなダイナミックなことができず慎重になるあまり手先が震えたり、次の一手をどうしようか考え込むこともあります。今回は、頭部を少し進めました。
これと並行して、今後は観音様が乗る台座を作成していきます。一か所を先生に教えて頂いたら、あとは宿題という形で自宅作業。果たして、うまくできるか!?
台座の画像は、追ってアップしたいと思います。

110328_2247181.jpg

110328_224815.jpg

110328_224745.jpg


観音様製作 [彫刻]

長い間ブログ更新をお休みしておりました。

仕事と体調のことがあって、いまも学院はお休みを頂いていますが、日曜教室のほうは通って観音様の製作をつづけさせて頂いております。

約1年前に、始まった観音様製作が、ここまで来ました。今日は、顔と頭の部分を彫らせて頂きました。それと同時に、観音様が立たれる台座の制作も始まり、今日は台座の足の部分を宿題という形で頂いて次回までに彫ってくることになりました。

ちょっとずつですが、頑張って進んでいきます。

彫刻刀の完成 [木彫学院]

やっと彫刻刀が完成しました。
学院に参加してから、早5ヶ月・・・、彫刻刀の製作は段階がたくさんあって、何度もカシュー(人工漆)を塗っては水ペーパーでおとし、最後に下地で塗っていた朱の色をところどころ出す、曙という名の漆塗りデザイン・・・。できてみると、喜びもひとしおです。

私の人生で初めての体験でした。こんな体験どこに行ってもさせてもらえないように思います。貴重な体験でした。
思えば、去年秋に、能登半島の輪島にミニ旅行をして、輪島塗の美術館に出かけたのですが、そのときみた作品の数々や、朝市で手にとった1つひとつのお椀やカップなどの、手作りのぬくもりを思い出して、自分の今回の作品に重なりました。

110126_1938571.jpg

余談ですが、携帯機でこの画像を撮るときに、何度もカメラ設定が自動的に「バーコードリーダー」に勝手に変わってしまったので、笑えました。たしかに、バーコードっぽいですもんね。

話は変わりますが、忙しさの波のある仕事をしている関係で、2月からしばらく残業や休日出勤などが続くので、学院はしばらく休学させて頂くことにしました。

私の職場では、マニュアル制作を行っていますが、日本語→英語→多言語の順番に翻訳と編集が行われています。世の中の最新技術を取り入れた機器をいち早く市場に出すため、マニュアル制作の工程もどんどん短くされ、短い期間で的確な翻訳を求められます。
私の立場は真ん中の工程の英語なのですが、英語が遅れると多言語の工程に支障をきたすため、責任重大なポジションです。

学院も頑張ってきたのですが、去年暮れより仕事との両立&家庭等で自己調整が必要になりました。
せっかく、彫刻刀の製作が終わり、さてこれからいよいよ、本格的に彫刻の勉強ができるという段階で大変残念ですが、いったん、お休みいたします。

なお、一般教室のほうでの観音様製作は同じペースで続行します。こちらに関しては、ときどき記事をアップさせて頂きたいと思います。

彫刻刀の漆塗り(1/11) [彫刻]

学院に夜間通っていますが、なかなか最近は記事にできないので残念です。
写真をとる時間がなく、集中して慣れない新しいことを時間中に終わらすのに精一杯で、作業が終わるとそそくさと帰宅してしまう日々が去年から続いています。

9月に学院に入って週2~3日のペースでは、なかなか進みませんねー。
まだ、漆塗りをひたすらやっています。

でも、今日は今までの朱塗りではなく、次の段階の黒漆塗りに突入しました。

彫刻刀の柄が、赤の漆を重ね塗りしてワインカラー状態になっていたのですが、それに更に黒を数回乗せて、その後にコンパウンドと呼ばれる仕上げ工程を行います。

その間(今日もですが)、毎回2本ずつ刃を出す(研いで切れるようにする)作業も続行しています。

あともう少し! 

観音様製作(1/9) [彫刻]

2011年最初の記事です。
今年もよろしくお願いいたします。

この日は、主に手の形を出しました。あとは、肩周りをスリムにしたり、衣の角度を整えたりしました。全体のバランスをとりながら、進んでいくので、前回の記事の写真とはほとんど変わっていないのですが、今回の写真をアップします。

110109_1147211.jpg

110109_1148001.jpg

110109_1147021.jpg

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。