彫刻刀の完成 [木彫学院]

やっと彫刻刀が完成しました。
学院に参加してから、早5ヶ月・・・、彫刻刀の製作は段階がたくさんあって、何度もカシュー(人工漆)を塗っては水ペーパーでおとし、最後に下地で塗っていた朱の色をところどころ出す、曙という名の漆塗りデザイン・・・。できてみると、喜びもひとしおです。

私の人生で初めての体験でした。こんな体験どこに行ってもさせてもらえないように思います。貴重な体験でした。
思えば、去年秋に、能登半島の輪島にミニ旅行をして、輪島塗の美術館に出かけたのですが、そのときみた作品の数々や、朝市で手にとった1つひとつのお椀やカップなどの、手作りのぬくもりを思い出して、自分の今回の作品に重なりました。

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余談ですが、携帯機でこの画像を撮るときに、何度もカメラ設定が自動的に「バーコードリーダー」に勝手に変わってしまったので、笑えました。たしかに、バーコードっぽいですもんね。

話は変わりますが、忙しさの波のある仕事をしている関係で、2月からしばらく残業や休日出勤などが続くので、学院はしばらく休学させて頂くことにしました。

私の職場では、マニュアル制作を行っていますが、日本語→英語→多言語の順番に翻訳と編集が行われています。世の中の最新技術を取り入れた機器をいち早く市場に出すため、マニュアル制作の工程もどんどん短くされ、短い期間で的確な翻訳を求められます。
私の立場は真ん中の工程の英語なのですが、英語が遅れると多言語の工程に支障をきたすため、責任重大なポジションです。

学院も頑張ってきたのですが、去年暮れより仕事との両立&家庭等で自己調整が必要になりました。
せっかく、彫刻刀の製作が終わり、さてこれからいよいよ、本格的に彫刻の勉強ができるという段階で大変残念ですが、いったん、お休みいたします。

なお、一般教室のほうでの観音様製作は同じペースで続行します。こちらに関しては、ときどき記事をアップさせて頂きたいと思います。

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